佐久島

昨日は妃真加島、いや佐久島へ行ってきた


森博嗣の小説のすべてがFになる、四季 夏 などの舞台になっているので、以前から行きたかったんですわ


いわゆる聖地巡礼ですわな


実際は日間賀島という漢字を変えた島がとなりにあるのですが


小説に照らし合わせてみると、どうも佐久島のほうが明らかに近いということを知り


そちらに行くことにしたというわけです


一色という港から船でおよそ20分くらいだったかな


そこまで行くのには私鉄に乗り、港行きのバスに乗り換えてという道のりでした


僕のイメージというか作中のイメージでもあるんですけど


孤島という感じがしていて、さらに事前に調べたところ人口が300弱くらいしか住んでいない、加えてその半分が65歳以上


というので、あぁこれはまさに!と思ってたのですが


現実は非情

なけなしの観光スポットというか、なんというかを島がやってて


それにつられたんですかねぇ、かなりの人が来てたんですよ


やっぱりGWだったからかなぁ・・・


作中で船は漁船みたいな小さなもので、乗る人も少なく、たいていは島の人
と書かれてたから期待してたのにカップルまみれじゃねぇかよ・・・っていうね


僕と同じく、聖地巡礼を考えてる人がいるならば、時期を選んだほうが良いとお伝えしておこう。



で、まぁ島に着きました


人がのそのそと歩いていくので、人がいるところは嫌だった僕は逆方向へと進み、方角で言うと西ですね


降りた港は西の港です、東も港があります(二つとも南側にあります)


それで島の海岸線をあるくことにしました


このへんはわりとよかったですね、田舎というか自然な感じがして


少し進んでというか南から北へと向かって海岸線を歩いていたのですが、北の端にいく少し前で東へと道を逸れて島の中へと方向転換しました


ちらほらと民家があったりしましたね、しかし人の気配はあまりなかったです

静かで良いところだと思いました

が、途中から少し道が開けたところになると、観光客がちらほらと見えてきました、もう駄目ですね


観光地の景観を一番損ねているのはビルや電柱ではなく、観光客である

という僕の法則がありまして、見事にこれが適用される場面ですわ

とくに集団がいけない、一人でいる人は別にそこまで損ねないと思う

集団の中でも若いねぇちゃんたちが特にいけない

髪の毛はうんこ色だわ、フラッシュ焚くわ、奇声をあげるわ、まっすぐ歩かないわ

まったく手に負えない



まぁそういうことで若干僕の沸点の低さが露呈しましたが、話を進めましょう



このあとは今回の旅行のメインの海岸へと向かいました

なぜメインかというと、これも個人的な好みというか目的で


四季 夏で 真賀田四季博士(13)が海岸を歩く場面があるのですね

それと、最後にも海岸で終わるのです



僕としてはなんといいますか、忘却の海てきなものを勝手にイメージしてたんですけど


これも全然だめ・・・


潮干狩りやっとる・・・・・・


夏は海水浴やってるらしいんで、行くとしたら3月、10月くらいがお勧めですね

冬は作中と照らし合わせると合わないので・・・



ものの見事に勝手な期待を裏切られ絶望した僕は、帰りました


そのあとは最終のバスを逃してしまい、10kmいじょうかな、歩いて駅まで向かうはめになるというのは割合します


こんなところですかね


佐久島はいいところでしたけど、時期を考えないと駄目だということが解りました