最近読んだ本など

数か月くらいですが、このところひたすらに小説は藤沢周平を読んでいます


2年前くらいに10冊くらい読んだんですが、再燃しました


面白そうなのを片っ端から買っては読んでるんですが、お金のほうが大変なことになりそうな悪寒


小説なんか読まずにちゃんとした知識とかになる本を読んだ方が良いんですがねぇ


学校では本を嫁と声高に言いますが、だいたい勧めるのは小説ですもんね


小説なんて読んでも役に立たないのにな


所詮は趣味だと思うよ、国語の成績云々ならまぁまず古典を読むべきだろう(僕は読まないけどね


さて、じゃあリストうpでもしておくか


5月リスト


玄鳥

短編集です。

闇討ちという作品が良かったですね

友達の仇討という感じ話です。剣客ものになるかな

一番気にいったのは

三月の鮠というやつでした

汚名を晴らすという感じに近いでしょうか

どん底から這い上がるような話は後腐れがないから良いもんです

まぁわりと悲劇とかも好きなんですけど



霧の果て 神谷玄次郎捕物控

短編集ですが、主人公は同じです、一話完結の水戸黄門みたいな感じでしょうか

読みやすかったですね、完全な娯楽ものと言いましょうか

よろずや平四郎活人剣という同じ著者の作品があるのですが、それに近いという印象を受けました。



三屋清左衛門残日録

隠居の武家がさまざまな事件を解決するという感じです。ミステリじゃないです

厄介事を解決するっていう話です。藩内の抗争にひとつ手をだしたり、旧友に怨まれて〜などなど

これも一話完結の水戸黄門式のつくりです

読みやすいですね



暁のひかり

これまた短編集です。

やくざ者、町人などをまとめた感じですね、武家は出ないです

これは外れではなかったですけど、今月読んだなかでは微妙でしたねぇ

タイトルの暁のひかりという作品がわりと好きになりましたが

これぞ!という砂の中の金粒のような作品はありませんでした



又蔵の火

これも短編集です。

又蔵の火以外は全部やくざ者ですね、又蔵の火もわりとやくざな話ですけど

帰郷 という作品が素晴らしかったですね、カッコいい上に中々泣かせる話と言いますか。男心をくすぐる様な話です、主人公の爺さんがとにかく渋いんですよ

若いやくざの男、三人を通りすがりに脇差の柄で腹を突いて、代貸しが出てきたときの会話なんですが

「こうして三人がぶったおれているのは、どうしたわけで」と聞かれて

「涼んでいるところを、抜き身で通ろうとした」なんて言うんですよ

渋い・・・!


他の作品も負けず劣らずの任侠物でしたね



時雨みち

これまた短編集です、ほんとにごちゃまぜという感じですね

でも、かなり好きな本です。

中でも山桜という作品が飛びぬけて好きですね

出戻りの女の話ですが、良い作品でした。こういうのを読むと現代の女子はほんと駄目ですねぇ・・・

なんですか、最近の「女子力(笑)」wwwwww

もう手に負えない感が強いですよ

しかしこの作品はほんとよかった、思わず絵にしようかなと思ったくらいで

いや描きたいんですけど、中々難しくてまだできません、そのうちなんとかしようと思ってます。



小説はこれくらいですかね

たぶんあと2,3冊は五月中に読むことになりそうだ、お金がやばいが止められない



あとは最近よく見かけるマイケルサンデルさんの

ハーバード白熱教室講義録というのを読みました

人文で公共哲学取ってたんでわりと単語を知ってる分面白かったです

たぶん「これからの正義の話をしよう」も買うことになると思います


色々自分でも昔から考えてることがあったりして、例を交えて書かれてあるので納得できることが多かったですね

どうやらこの本の通りなら僕は生粋のリバタリアンらしい

功利主義は講義で先生が色々話してたが、どうにもしっくりこなかったんだよね


しかしちょっとかじっただけの自分が言うのもなんだが、

哲学って後ろ向きの学問だよな


だけど、嫌いじゃないわ

全然役に立たない感じがするところがまた良い

正直なところ、ちょっとこういう講義を受けてる学部が羨ましいなと感じるわ



将来、というか老後にでも大学に入り直したくなるね

いままさに大学生だけどwww


美大に行くつもりだったけど、どうしようかな

まぁちゃんとお金稼いでから言うことかwwww