アラサーとかアラフォーと自分で言う奴は間違いなくアラウンドではなくオーバー側
タイトルは一切関係ありません(いつものことです
何やら大学で、三年生向けに就活セミナー?みたいなのやってまして憂鬱になりますね、ほんと
勉強が億劫になってきたというか思ったより俺って馬鹿で努力家じゃなかったってのが身にしみてわかってきて、院行くか悩んだりもしてるんですけど
やっぱりまだ社会に出ていけるほどしっかりしてないし、家がお金に困っているわけでもないので(実家からはいつ切られるか微妙ですけども)院行った方が何かと良いような気もするんですよねぇ
しんどいのはしんどいんだろうけど、研究とか
まぁ楽しいかもしれないし・・・
働き出してからの給与も違うって言うしなぁ・・・修士なら選択もひろがりそうだし、博士ならオワタらしいけど
本当にそろそろ、真面目に大学院か就職かってのだけでなくて、人生設計考えないといけないような気がする。10年くらい前から10年後のことはずっと考えてたんだけどその先全然考えてなかったわ
まぁそうは言っても、不況といっても、職が無いなんてことは僕の場合は無さそうですし
楽観しても良いのかもしれないんだなぁ〜5倍の求人が来てるとか言われると「あれ余裕じゃね?」とか思っちゃうのも仕方ないよな
流されて働くとかは駄目なんだがな
そもそもあんまりやりたいことがないってのが問題だ、仕事に関しては
出来ることは、それなりにありそうなんだけど
まぁそんな感じですなァ〜
そんなこんなで最近読んだ本など
- 作者: 藤沢周平
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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時代ものですわぁ
霧の果てとか用心棒日月沙を思い出すね
田沼意次時代の話です
将軍家の跡継ぎ問題をめぐって公儀隠密と古くからの怪しげな徒党が争う中に
剣客である主人公が巻き込まれるという感じ
娯楽小説ですわな
わりと好きな部類。周平さんはどうもこの手の話が得意な気がするなぁ
僕としては風の果てとか、どこか寂寥感がある話が好きなんですけど
やはりそういうのは量産が難しいのかもしんないね、いや量産されても困るんだけど
文春から出ているやつはあらかた読んだつもりだったのにまだこんな傑作を呼んでなかったとは不覚だったわ
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
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伊坂氏の新刊
なんか最近売れだしたのかなぁ、ミーハーが増えたような気がして喜ばしくないわ
同じく講談社からでている魔王の50年後を描いた作品ですね
どこかで伊坂氏が言ってた気がするけど、最近の作品は幕引きをしっかりしないというか必ずしもハッピーエンドじゃないような作品もかけるようになってきたとかなんとか
そう言われてみると確かに
オーディユボンの祈り ラッシュライフ 重力ピエロ とか初期のころとは少し変わってきているなァとも思うんだよな
でもまぁ進め方とかは伊坂調というか安定しているので懐古房でも楽しめる
扱ってる内容が近未来的というか、いやまぁ未来の話なんで当然ですけど
世の中のシステムについてなんですよね
政治だったり、歴史だったり
そのシステムのうねりに飲み込まれた人たちが頑張る話です
システムに立ち向かう?ってことになるのかな
うん、お勧めです(適当に終わらせた、いや伊坂さんのは面白いんだけど感想描きにくいんだよなwww伏線ありまくりだしwww
工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki (幻冬舎文庫)
- 作者: 森博嗣
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水柿助教授シリーズ、完結作です
いや何が完結って何も完結してないし、むしろ何もはじまってないんですけどね
あいも変わらずのひねくれたお話でした
今回は犬(パスカル)くんと印税がっぽがっぽだからっていう自慢話?みたいなのが多かった気がする
というか身内向けだよね、これ
いやまぁそもそもマイナーが売りだし、このシリーズまで読むっていうのは相当熱心なファンだろうから、ありなんだけどね
ファンじゃ無けりゃ一冊目でまず辞めるだろうし
そうそう中に面白い話があったんですよ
服の話なんですけどね
女性が服を買って、あなたに聞くのである
「どう?にあう?」
もう完全に地雷である
いや読者諸君に弁解しておこう。かくいう僕はそんな言葉を投げかけられたことが無い、つまりいまいち現実味に欠けるわけであるが
世間一般の傾向として、あるいは観測される事象として
男女が服屋などに入れば必ず見る光景であるといっても差支えないのではあるまいか
答えに窮することは間違いあるまい。想像してみるだけでもおぞましい、口からさきに生まれてきたような男性であれば「ははっ君の美しさにまた磨きがかかってしまうようだよ」などという傍から見れば目も背けたくなるような(性格に背けるのは顔あるいは耳ではあるが)言葉を発することが出来るかもしれないが、硬派を謳う男性諸君にはどだい無理は話である。むろん僕は無理だ。
加えて、こんな花弁で飾ったような言葉を求められているとも限らない
そこで森氏的ハードボイルドな返答の出番である
「あれ?痩せて見えるね」
目から鱗とはこのこと、いやまさに森氏である
読んでいる最中に思わず、笑ってしまった。
この切れ味が何とも愉快である。おそらくこの面白さを理解出来る人は男性に限るだろう、それも捻くれた男性だ。
そしてこの言葉の反対の意味も述べられている
「あ、着られた?」「ボタン飛ばなかった?」「ボンレスハムみたいだね」
いささか先ほどより陳腐ではあるが、これを紙面で描けるあたり、流石森氏である
これを使用するときのことまで記載されている
どうしてもその服を買わせたくない場合 である
たしかに効果的、いや絶対の効果を発揮すること間違いあるまい。しかし思いとどまらせるだけではなく、その後の人間関係に大いに支障をきたすことも絶対だ
とまぁちょっとこの作品に似せて文章を描いてみた。うーんいまいちひねくれ方が足りない。まだまだ僕も精進が必要だな
三部作が完結してしまって少しさみしい私でした