近況やらなんやら

いやはや、とうとう師走に入りましたね

今年も残る一月というわけですなあ

色々あったせいか、随分と早く感じましたが、年のせいでしょうかね

まあ年々そう感じていくもんだと思いますが



僕はと言うと近頃は勉強ばかりです、はい・・・


先週材力の中間がありまして、その勉強を少し前からやってたのもありますけど

結果はまだ分かんないけど、そこそこは取れたんじゃないかな



でもそれ終わってもなんか課題がちらほらとありますんで、中々ね・・・

中々って言うのは遊べないって話ですけど


バイトもなんか忙しいしね・・・なにせ生徒くんもテスト期間でしたからね


釣りに行きたくてしょうがなくなってきてる今日この頃ですわ


まぁ行っても今の時期ってあんまり釣れないんですがね、寒いし・・・


でも釣り人たちと船に乗って、ぼーっと一時間海眺めて、島に着いてぼーっと釣り糸垂らすのが恋しくてなりませぬ


それはそうと今週は流体力学の試験なんですわあ


まぁぼちぼちやってる感じではなんとかなりそうではあるんですが

もうね、計算すんごいだるいの

答えだしてそれがあってないってなったときの絶望感たるや、高校物理の比じゃないね・・・



あ、そういえば生産なんちゃらっていう授業の中間もありましたが、まぁ持ち込みありなんで、これはいい





来週はというと材料科学っていう授業のテストがあります。まぁこれもなんとかなりそう

その前に来週の月曜日に機械工学演習のノート提出があるから、それまとめなきゃならん、厄介ですな



再来週はと言うと、複素解析と制御工学の中間があるんですな


制御はまぁなんとかなりそうですが、まぁ必修ですし、なんとかするつもりです。


複素解析がもうねぇ・・・わけわからんのですよ・・・


大学入ってから数学がとんとダメになりましたなあ・・・





それが終わったらまぁ冬休みですね・・・先長すぎワロス・・・


冬休み短いしなあ・・・







そうそうこの前お袋が来て

戯言を申して、去って行きました

お前いい加減彼女つくれよ とね

女友達くらい家につれてきたら? とかも言われましたけど、女友達なんて生まれてこの方もったことがない僕としてはそんなもん妖怪と同じくらい信じられない存在なわけですよ

寧ろ妖怪の方が信じれるくらいですな


そうそう、そういえばですね


うちの次男の話なんですが、まぁ今高3の奴ですな

こいつがまたけしからんやつでして、実家の方に友達を泊めたらしいんですよ

いやね、そこまでは良いじゃありませんか

日常的にありますもんね、僕も何回も泊めたり、泊めてもらったりとしてますから

――ただね

男5人と女1人を泊めたらしいんですよ


良いですか?男6人と女1人が同じ部屋に寝泊まりですよ?

こりゃ――

一寸具合が悪いじゃありませんか

まったくね、けしからん何て言うと爺臭いですけどね

これはいかんですよ

近頃の若者の風紀が乱れてるというのは僕も骨身に染みて解ってはいますがね

まさか、自分の弟が・・・なんて思わないじゃないですか


こういう事の次第があったのを踏まえての、お袋の

「あんたにはそういう浮いた話の一つも無いの?もう20なのに」

と、こういうわけですな

しかしまぁそこは暖簾に腕押し

この暖簾というのは僕のことですが・・・

でも良いもんですよね、暖簾

いえね、実家の方に昔あったもんですから

のらりくらりとした感じがね、風が吹けばたわむと言いますか

僕みたいな地に足つけまくって歩いてる人間からしてみれば、あぁいうふらふらしてる奴は好ましいもんですなあ

さて何の話でしたっけ

あぁ、そういうわけで要らぬ小言を賜わったりして、傍迷惑な話だったんですよ

そんなに高望されてもね・・・それなら婆の一つでもそっちで引き取ってくれやって話になりますがね・・・ははは

いや姥捨て山じゃあないですけど

中々ね、介護というものをやってると、こりゃ相当ストレスたまるもんでしてね

義務なら如何せん、僕なんて部外者も良いところですからね

ただの好意でやってる身なんで、もうそりゃあ・・・辛いですわな

まぁ好意って言うとあれですけど、もちろん裏というかなんというか

利益があるからやっているんですがね


でもまぁそのあたりお袋はあんまり解ってないようでしてね、平気で僕に何もかも押しつけやがるもんですから、一度決めたことですから死ぬまではやりますがね・・・

そんな中彼女連れて来いだのってねえ・・・


学校は男ばかり、バイトは時間的に家庭教師くらいしか出来ぬ上、帰って家事やらねばならぬ だなんて

そりゃあんた、女子と戯れるなんて時間ありゃしませんぜ・・・

でも時間があったところでどうのこうのする気は正直言うとあまりないですがw


とまぁ愚痴っぽくなりましたが、ここら位しか吐き出すところが無いもんですから

ご勘弁をという次第


こんな話友達なんぞに出来ませんからなあ、僕ならあまり好き好んで聞きたかありませんし



言ったはずなんですがね、こちらに来る前あたり

彼女なんて期待すんなよ と

4年は少なくとも今まで通りに過ごすっていうか過ごさざるを得ないっていう状況なのは伝えたんですがね・・・


ホントに人間ってのは自分のことでは中々動かぬもんですが、人の事となると饒舌になり、やれこうせえ、ああせいだの言うもんですから


無責任なもんですわなあ


しかし、ま、これは、自分にも当て嵌まりますがね




さてはて、そういう日々でした




最近読んだ本など

森先生の新刊ですね

前半のテンポが好きでしたが

後半でちょっと「え?」ってなりました

そんな流れは期待してないよっていう感じですわな

再読することはあるまい

単発ものは悉くはずれな気がしてやまないな、森先生は

シリーズモノ書かせたらキャラがかっこいいから好きなんですけども・・・




沙門空海唐の国にて鬼と宴す〈巻ノ1〉 (徳間文庫)

沙門空海唐の国にて鬼と宴す〈巻ノ1〉 (徳間文庫)


漠さんの本です。以前から気になってたんですが、漸く手にとりました

空海と逸勢のコンビが陰陽師の晴明と博雅にそっくりすぎて、やっぱりこの人はこういうのが好きなんだなあと再確認

この人はっていうか僕も大好きなんですがね


空海ってのはあの真言宗の総本山というか、始祖になるのかな

その人の話です。


その昔、中国に留学して、密教倭国にもたらしたってのが空海ですが

その中国に留学した時のことを描いております

とはいっても伝記ではなく、娯楽小説ですから

舞台設定を借りて、空海というキャラを動かして作った空想物語なんですが


いやあ面白い


とにかくその一言に尽きる。これ書き始めたのが1988年なんですって

僕が生まれるより古いんですよ

そこから10数年かけてようやく完成した大作ですから、面白くないわけがない


少しあらすじを書くと


若かりし頃の空海遣唐使と一緒に唐の国、長安へと至ります

するとその時分、なにやら奇怪な出来事がいくつか起こっている

密教を学ぶため、名をまず売っておこうとする空海は、いくつかの怪し事を解決します

そうするうちにすべての怪は、何やら繋がっているのが見えてくる

そこに繋がるのが楊玉環。楊貴妃のことですね

その昔の玄宗皇帝の時代から続く、因果やらを

倭国の僧、空海が挑む といった具合でしょうかね

挑むというと名探偵みたいな感じですけど、実際キャラクタとしては

涼しげな顔して、何か企んだり、術を見せびらかしたりと

結構破戒僧みたいなところがあります



とにもかくにも面白いです。全4巻です。






陰陽師 (文春文庫)

陰陽師 (文春文庫)


ついでに読み返しておりました


飛天の巻とつくも神の巻も読んじゃいました


数年に一度は読み返すんですよね、陰陽師シリーズ

数年どころか一年くらいかな、もうぼろぼろになるくらいに読み返してるので何回読んだのかも解らない


僕が小学生のころはじめて買ったのがこの本でして

以来大ファンなんですが

やっぱり面白いですねえ


僕の憧れというか理想像みたいなのが全部詰まってるって感じがありますね

この晴明と博雅がどうしようもなく好きでしてね、コンビも好きだし、それぞれも好きなんですよ




物語は庭でほろほろと晴明と博雅が酒を飲んでいるところから大体始まるんですよ

時には博雅が訪ねて来た時に、式神を使って化かしたりするときもありますね


でまぁ、飲みながら禅問答のような会話をしたりして




「ところで、あれは聞いたか?」

「あれとは?」

「橘成之殿の話さ」

「あぁあの庭に出るとかいう・・・」

最近の都を騒がせる妖しの話しになるわけです



それから


「では、ゆくか」 

「うむ」

「ゆこう」

「ゆこう」


とまぁ物見遊山というか、ともあれその鬼やら妖しを見てみようと


そういうことになるわけです



そして、鮮やかに晴明が事のおさまりをつけ、物語は終わるという短編集なわけですよ


なにかしらの呪や真言、ことによっては人の心を解いていくわけですな


主人公はもちろん二人なのですが、事件の要となるのは、その都度変わってきますので

実際その怪の主人公はと言うと、それぞれに異なるわけですな

あくまで第三者みたいなところがありますね、まぁそこが何とも僕は好きなわけですが


家を建て替えるならもう少し縁側の幅を広げて

月の出る晩にでも

晴明と博雅のように旧友と酒を飲み交わすのが僕の夢だったりします