中欧旅行記1 旅のはじまり

ようやく少し生活が落ち着いてきたので中欧旅行記書いていきます。

旅が終わってから半年も経ってしまったけれど・・・

ポーランドまでの空路

出発は夜の9時(日本時間)

前日の夜、小学生のころの同級生と酒を呑んでいたので(送別会?w)若干の二日酔い気味と、酔いつぶれた旧友を家まで運んだことによる筋肉痛で体調はすこぶる悪かった

旅の支度をしていなかったのでギリギリまであたふたと荷造りに負われる。

腹の調子も良くなく、本当なら寿司でも食って行きたいと考えていたのだけれどうどんを突っ込んでバスに乗り込み、空港へ

乗り継ぎのドバイ(+5)のアラブ首長国連邦までは空路10時間。寝ていれば体調も回復するだろうと思いつつ飛行機へ乗り込む。

飛行機は中央席のド真ん中。今まで窓側の席が多かっただけど、今回は残念。
夜なので空は見えはしないんだけど


ドバイに着後、飛行機を降り滑走路からバスで空港内へと向かったがこれがまた長かった。

バスの中からのんびり夜中のドバイの空港を眺めていると、トヨタの車が多いなっていうのに気がついた。ちょっと嬉しく思う。

空港内に入り、荷物検査。毎回何かしら引っかかるが今回はブーツが引っかかった、金属が少しついてるのを失念していた。今度は金属が入ってないやつで行ったほうがいいだろう、一々脱ぐのは大変だ。

ドバイでは一年半前、空港内でフリーのWi-Fiがあったのでちょっと探しながら歩いたのだが、どうも無くなったのかな・・・キーがいるものしか拾えなかった

思っていたより次の飛行機までの時間が無く、念入りにアクセスポイント探してる暇もなかったのだけど

しかし、母親からアラブっぽい土産を買ってきてと言われてたので搭乗の時間までに何か、と思い店のチェックだけはしておいた

でもとりあえず搭乗口の確認をしてからでないと不安なので、搭乗口の番号を探して歩いていたのだけど、これもまた遠かった。メインの土産コーナーのところからだいぶ遠いところまで来てしまったので、知覚にないかとふらふらしていると、階を降りたところにもあったのでアラブらしい金属器を2つ買った。

これでドバイでの用事は終えたので、早めにチケットを通して搭乗口で待つことにした。

予想通りとはいえ待合はポーランド人と思しき人達ばかりだが、中国人っぽい集団もいた。

旅先で見かける彼らはどうしてあんなに固まって動くのだろう

出発の時間が来たので、飛行機に乗り込む。座席は左側の通路席

となりは黒人のシスターだった。

一度話しかけられたが、何を行っているのか全然わからなかった。どうも語学力が壊滅的に落ちている気がする。この先が少し不安になってきた。

せっかくの機会だったのに勿体無かったなぁ

ポーランドまではドバイから5時間。食事は2階出た。正直食べきれない。

散々寝たのでこの便では寝なかった

本を読んだりしていたら気がついたのだけど、右前の座席のおじさんがpcスマホともに日本製(ソニー東芝)だった。ちょっと誇らしいな

ポーランドはそこそこに親日と聞いていたのだけど、本当かもしれない・・・

ポーランド着後、入国審査へ

今までの経験からいろいろと聞かれるだろうと思い、頭のなかで文章を組み立てたりして身構えていたのだけど、顔見ただけで終わりだった。

そういうこともあるのかと驚いた。

ロビーまで行き、とりあえず一報を日本に入れておこうとwi-fiのアクセスポイントを探す。カフェの電波を拾えたので、そこから連絡をいれた。

外は寒いのでトランクからコートも出して、出発の準備をする。まだ2月の末でしかもポーランドはロシアの隣国。寒さも相当のものだろうから

全くホテルまでのルートを考えていなかったので、iPhoneで色々と調べたりもしようかと思ったのだけど、何を調べて良いのかも分からない

とりあえず地球の歩き方曰く、ワルシャワの中心地までは行き方が色々とあるようだが、やはり列車で行くのが安全だろうという判断を下す

車やバスというものはどうにも苦手だから

空港の中は温かいが、外はやはりそれなりに寒い。外に出て少し歩くと駅の案内が見えてきた。

駅は地下にあった

改札は無い。

チケットは機械が置いてあって4ヶ国語対応としていたけれど、全く意味がわからなかった。

種類があるのだけどその説明が無く、何をどうすればいいのか皆目検討がつかなかった。

何はともあれ買うしか無いわけで、これぞと思うのを買ってみた。

列車にも種類があって(日本で言う快速とか各停とかにあたるんだろう)

これもワルシャワ中央駅にいくのかどうか分からない。

ワルシャワと付く名前の駅が多いのが困る

買ったチケットはどうも75分間有効というものらしく早めに行かなければ不味いだろう

しかし間違えて乗った場合取り返しがつかない

いよいよ窮して、同じホームで列車を待っている若い男性に訊ねてみることにした。

「俺も自信が無いけれど、次のやつならワルシャワ中央駅に付く。今ホームに停まっているのは多分99%は同じようにつくと思うけど、次のやつは100%だ」

なるほど英語通じるじゃないかとちょっと一安心

しかも親切だ

彼のおかげでポーランドの第一印象がグッと良くなったことは言うまでもない

彼の判断を信じて次の列車を待つことにした。

列車に乗り込むと、皆、中の機械で改札している。

差し込んで、判を押して貰う仕組みのようだ

でも自分が買ったチケットは機械に入らないサイズで困った。

しかも引き返すに引き返せないので駅員が来ないことを祈って乗ることにした。

列車の中からはポーランドの町並みを見た。

豊かそうではない、どこか寂寥感のある町並みだ。郊外だからってのもあるのかもしれないが

となりのコンパートメントに若い女性が座っていた。なるほど肥満体型だ、如何にも東欧といった感じがする。

無事に駅員に見つからず、中央駅につくことができた。

数駅の距離だったからだろう、ラッキーだった

駅についてとりあえずホテルを探すことにした。荷物も重いし、少し疲れてるから、横になりたかった。

時間は14時くらい

中央駅からは歩いて行ける距離だろうと判断してブラブラと地図を頼りに歩いてみた。

しかしどうもコンパスの調子がよくなくて迷ってしまった。

荷物がとても重いのでさらに疲労が溜まっていく。

ワルシャワの街はどことなく暗い部分がある。

寒い土地だからだろうか、道路に面して扉を開こうっていう意志が感じられない、閉ざされた雰囲気だ

道の案内に書いてある文字はポーランド語なんだけど、理解し難い。

どうもイギリスから離れれば離れるほど英語っぽさが無くなっていくのかもしれない。

人は良さそうだけど北の寒さがある感じだ

結局、迷いに迷ってようやくホテルに到着。道々にある地図に助けられた。

かなり遠回りしてたみたいだ。

ホテルの人はとても優しく笑顔が素敵だった。寒くなければ本当に良い街だ

街の寒さと人の温かさが対照的だ。

チェックインした後はさすがに疲れ果てたので少し部屋で休んだ。


ホテルの部屋からの景色は中々に良い

二日後はベルリンに移動ってことを思い出して、汽車の時間も早い時間を指定していたから今日は観光は諦めて(もう夕方も近くなっていた)駅を調べることにした。

これから長い旅が始まるのだから、そう急ぐこともないだろう

だがその前に昼は何も食べてなかったので腹が空いてきた

何か近場で食事をしようと思い、ホテルを出ることにした。

すぐとなりに入りやすそうな店があったので、そこに決めた。

メニューにビール1リットルというのが目に入ったので、さっそく疲れを癒やすために頼むことにした。

食事はメニューがさっぱりわからなかったのだけど、一番安いものなら大した量でもないだろうと思い、どうも魚料理らしきものを注文してみることにした。

やってきたのはビール1リットルにはパンがつまみでついてきて、ひき肉やクリームをサンドして食べるようだったが、これが結構多い

肝心の魚料理も大皿でとんでもなく多く、腹が減っていたとはいえ食うのが大変だった。

そのまま駅を見に行くつもりだったのだけど、あまりに腹が苦しくなってまた部屋に戻ることにした。

しばらくすると夕方になってしまったので、さすがに不味いと思いうろつくことにした。

今度は迷わず、先ほど降りた中央駅まで行けた。正しい道順だとそう遠くないことが判明する。

駅のショッピングモールが面白そうだったので入ってみる。

ウィンドウショッピングをしているとちらほらと日本のものがあって(電化製品は勿論、何故か日本刀とか)日本料理店もあった(空いていたけど)

このあたりで足が悲鳴を上げ始めたのでベルリン行きの列車を確認してホテルへカエルことにした。晩飯はもう苦しいので無し

疲れたので夜は現地時間で7時には寝てしまった。


旅はこれから