中欧旅行記4 かつて裂かれた都 ベルリンにて

2月も終わり、3月に入ろうとしていた

朝は冷え込む

どうにもホテルの暖房がちゃんと動いていないようだ

窓を開けると外の冷え込みも中々

体調もまだ万全とはいえず、疲れもあったので、郊外のポツダムに出るのも良いかと思っていたが、やはり辞めにしてベルリンの街をのんびり見て回ることにした。

博物館が密集しているベルリンを流れる川の中洲にあたる、通称博物館の島が見物にはいいと地球の歩き方に書いてあったので行ってみることにした

身支度を整えて、ホテルの朝食をとり、駅周辺を少しぶらついてホテル周辺の

位置関係の把握をしたあと、市内の鉄道に乗る



ホテルの近くの教会

人は全然いない


鉄道の下

目的の博物館の島周辺に着後、コンパスの調子がどうにも悪く、道に迷ってしまった。


首相官邸のほうにでてしまったみたいで、ついでなのでドイツの永田町周辺を散策してみることにした。


これは確か議事堂
立派なもんだ


フィルターつかってみたり・・・

ふらふらしつつ、地図を見ながら位置関係を把握し、博物館の島へと遠回りして向かう



途中ではイタリア人に車から声を掛けられた

身なりは綺麗だったので、道にでも迷ったのかと話を聞いてみることにしたが、ただのアルマーニの押し売りだった

車内まで連れ込まれて、熱心にカンガルーの革で出来たジャケットについて説明された。ライターを使って、これ燃えないんだぜ?と、実演もしてきたが、買う金があるはずもない。まだ旅は始まったばかり、半月以上もこれから旅するのにこんなところでジャケット買う余裕なんて無い。

そんなことを喋って、ようやく車内から出してもらえた。

しかし日本人だと分かるもんなんだなァ

つらつら歩くこと数十分

ようやく博物館の島の端をみつける


なんだか立派そうである。

博物館の入り口を探していると、露天商が広がってる市を見つけたので散策

中々に面白いものがあったけど、欲しいと思うものは無かった

つらつらと歩き、博物館の方へと向かう


見えてきた。

3つほど大きなところがあるらしく

ベルガモン博物館がおすすめというふうに地球の歩き方に書いてあったので、とりあえずそこに入ってみる


ご丁寧にでかでかと案内がある。

ベルガモン博物館は古代ギリシア、バビロン、シリア中東などがテーマであるらしい。

中に入ると音声ガイドをもらえて(チケット付属みたいな)、日本語の案内もあったので助かった。

大祭壇やドームなど大型の展示物がいくつもあり、なるほど確かに一見の価値があるなというところ

大祭壇はみんな休憩がてらなのか座り込んでて何だか面白かった

しかし一番、目を引かれたのは中東、シリアなどの文化財かもしれない

ギリシアのものは、メディアや画像なんかでよく見る感じがあるから新鮮味は無いってのもあるかな

以下に少し写真を










こんなところかな

土産屋は混雑してて、中々面白かった


博物館を出た後は、ふらふらと歩いて、大聖堂のあたりに出た



大聖堂は中々立派である。
足が着かれたのでしばらく眺めながら呆けていた

とくに今後の予定を考えていなかったのでテレビ塔のあたりまで行ってみることにした。

途中の土産屋で母から頼まれていた人形を買った。これが中々に高く、後々に旅の資金が厳しくなっていく要因になるとは・・・

少しお金のことが気がかりであったので、ポーランドの通貨ズロチをユーロに替えることにした。どこで両替するべきかと考え、まぁ中央駅なら問題なかろうということでベルリン中央駅へと向かった。


ポーランドの物価は安くて、あまりお金を使わなかったので日本円で一万円程度になった。明日はハンブルグに向かうので列車の時間も確認しておいた。

ふらふらとベルリンの街を歩きつつ、どこへ行こうかと思案していたが、ユダヤ人犠牲者の記念碑を見たくなったので、もう一度ブランデンブルク門の駅へ行くことにした。ベルリン駅からは2駅と近い


昨日に見ておけばよかったのだが、駅から距離が些かある上、トランク持ってだったし、クタクタでそれどころではなかったのだ

駅から歩いてブランデンブルク門をくぐり、到着

人がかなりいたけれど、それ以上に広い

亜空間と評すのにふさわしいか

2711本のコンクリの柱が体育館2つ分くらいの広さのところに等間隔で静立していて、地面が大きく凸凹しているところに柱の高さがそれぞれ違うので、立つ場所によっては背丈2倍ほどのコンクリに囲まれることになる

まるで迷路のようだが、そう形容するには少し重みがありすぎる


静謐な空気があたりを満たしていて、記念碑ではあるのだけど、墓地のようだ


ここは訪ねてみる価値があるところだと思った。



日も暮れてきたのでホテルに帰ることにした。いまだ体調も良くなく、疲れが取れない

今夜の夕食も昨夜と同じ店で食事することにした。

帰りがけに水などは買って一度ホテルに戻ってからレストラン&バーへ

昨日メニューについて学習していたので、だいたい何かは分かった

昨夜とは違う料理とベルリナーヴァイセ ロットってビールを頼んだ

甘いのに深みがあってとても美味しかった。色は赤黒い

帰国してから調べてみると、女性向けのビールで、ベルリナー(ビール名、ベルリンの地ビール)をシロップで割っているらしい。

これはまた飲みたいと思う。

料理もまずまずの美味しさ、ビールによく合う

今日もずっと歩き回って疲れていたので早めに退散(9時過ぎだったかな)

ホテルに戻ったら電気をつけたまま寝てしまった。



ベルリンは2日続けて入ったレストラン&BARの雰囲気がとてもよくて、このおかげでイメージがだいぶ良かった

人は都会だから都会のひとーって感じだけど

近郊の町とかは見れなかったのでそのうち、また来たいと思う

ベルリナーヴァイセも飲みたいしね


この次からはハンブルグ

第3の故郷へ