中欧旅行記5 アルスター湖畔、エルベ川流る〃港町 ハンブルクへ

朝はひどく遅かった。

どうにも疲れが取れない。

のんびりしてたが、なんとか支度して朝食をとる

しかしホテルの朝食は非常に混んでいて入らずに先に荷造りをすることにした。

思った以上に嵩張ってきている。昨日買った人形が大きい・・・

食事を取って出発

ベルリンの駅までが遠い。

DBでジャーマンレイルパスのサインをしてもらう。

うかうかしてる時間もないのでハンブルク行きの列車を確認して待つ

思ってたよりも混んでいて一時間半の列車の旅なので通路を陣取ることにした。

となりに人がいるよりも意外と快適ではある。トイレがとなりなので人の往来はままあったが・・・

ハンブルクに到着、子供の頃の中央駅の記憶はない。


しかしなんだか不思議な感じだ。


とうとう来たのだと実感する。

いつか、幼い頃に住んでた町に戻ろうとは常々思っていたが、思っていたよりは早く来れたと思う。

僕の人生、いつかやろうと考えていたことは予定よりも早くなる傾向がある

〜歳くらいになってたら〜な感じだろうという予想は一度も当たったことがないけれど

ホテルは駅からはすぐだった。インターシティホテル

部屋は今までで一番きれい。

でも風呂は無かった。

少し休息してから昼飯を食べにハンブルク中央駅に戻る。

ケバブ的なやつを食べてビールを飲んだ。

その後は市庁舎を見に行く。

市内交通の地下鉄はとんでもなくややこしい。だいたい地球の歩き方に書いてない

何とか自動券売機の前で英語を訳して、切符を買って市庁舎の最寄り駅へ

着後、市庁舎はすぐそこにあった。

あとで分かったけれど、電車に乗らず歩いてもそう距離がない

街の空気も悪くない。まぁ住んでいたから合わないわけがないけど

その後、周りをぶらついてからニコライ運河を見に行った。



貨物やらを運ぶためだけあって実用的な水路なのだろう

いやぁ水路ってのは良いな。綺麗で素敵だ







ぶらぶらと故郷の風を楽しみながら運河沿いを歩いた後は市庁舎の駅へ戻った。

すると、市庁舎の横、川が流れているあたりで何やら」カーニバルみたいな催しがあって、見に行ってみた。



ヴェネチアなんかで有名な仮面をつけて人が舞っていた。

気の良さそうなお兄さんがいたので記念に写真を一緒に撮ってもらった

そのあと昔行ったショッピングセンターに行ってみようとゲルゼンマルクト駅へ

しかし本日は休日のためか、休みばかり

明日明後日にまた来よう

ハンブルクには長く滞在するのだから、時間はある

今日来るつもりはなかったのだけど、アルスター湖が近いので行ってみることにした。

駅からの道のりは少し懐かしいような・・・既視感というほどではないのだけど


いつか来た、そんな感じがする。

十数年前、この町に住んでいた頃、アルスター湖には何度も来ていて、冬になると湖が凍るので、その上でスケートなんかをみんなやっている。僕はスケートはやらなかったのだけど、なんだか氷の上を歩くのが面白かったという記憶が少し残っている。

湖に到着するとやっぱりノスタルジーがある。

思い出したというほど鮮明な記憶はないけれどかつて”ここにいた”という空気があった。

しかし思っていたより小さい、まだほんの子供のころに来ていたのだから、体感するサイズは違うのも当然ではあるか

昔、すごく広い、こんな広いところがみんな凍るのかと思った記憶があるのだけど

俺が大きくなって年をとったから小さく見えるんだろうな


なんとなく記念撮影に自分撮りをしようとタイマーかけたら思いの外早かった図
構図は悪くなかったようだ

写真を撮って、のんびり、ぼーっと湖を眺めていると二人の男性に話しかけられた

何でも写真を撮ってあげようということらしい。

せっかくだし、悪そうな感じもしなく、撮ってもらうことにした。

しかしやっぱり下心があったようで、自分たちの写真も撮って欲しいということだった

なんだか微笑ましい

そういうことなら、と笑って撮ってあげた。

カップルなんだろうか、この旅で何度か同性愛者を見かけたな

ひとしきりまた湖を眺めた後、周辺をぶらりと回り歩くことにした。

するとまた今度は普通のカップルに写真を頼まれた

自分で言うのもなんだけれど、相当見窄らしい格好をしているのに何で僕に写真を頼むのか、いまだによくわからない。

日本人には写真を頼みやすいということなのかな

昼ごろから町をずっと列車に乗ったり歩きまわったりしていたので地図の距離感がわかってきた

駅に戻るよりも歩いたほうがホテルに戻るのには早そうなので、歩いて帰ることにした。

道中、通りを見ていると店は閉まっているところが多い(空いてても高そう)

一度ホテルに戻った後は食事をとるために中央駅へ

本当はバーでも探そうかと思っていたのだけど、歩いてきた道々で入れそうな店がなかったからしょうがない

安い駅構内のフードコートですませて、駅構内のバーでビールを飲むことにした

疲れてきたので二杯目はやめてホテルへ戻った。

帰りにコンビニで買ったグミを食べたり洗濯をしたりして今日の旅は終わり。