中欧旅行記7 僕の静かな故郷、リッセン
紛失届とか、携帯会社への連絡を済ませ一息ついたあと、昔住んでいたRissenという町に行くことにした
S1という線でハンブルク中央駅から30分ほど
電車の中は小さいころ、何度も乗ったはずだけど何も覚えてない
駅についても正直、しっくりは来なかった。
アレスター湖のほうが覚えていたかなァ
駅から降りてまっすぐ歩くと商店街に出た。
どうも違うと思い、戻って道路を東に歩くと、住んでいた12番地が見えてきた。
こんなに小さかったのかと感慨深くなった。
あの頃から背丈は1.5倍くらいになってるわけだし当然か。
入り口から見える、マンション無いの白い階段はとても懐かしかった。
前から見る道路の景色はやっぱり、毎日見ていたもので、懐かしくなる。
ここから通うのが嫌だった幼稚園に毎日行っていた
もう何年も前の記憶だけれど、思い出すもんだなァ
マンションの写真は残っているから、その記憶じゃないのか?と言われたら幼いころのことだから反論はできないけれど
マンションから見た景色の写真は残ってないから、やっぱりこれは俺の記憶なんだろう
マンションの裏へ回って、よく遊んだブランコを見つける
これは残っているとは思わなかった。バネの遊具もあった。
ここでは
時がゆっくりと流れているみたいだ
17年経っているのに、何も変わっていない
人はゆっくりと暮らしている
日本ではこうは行かないよな、田舎に行けばあるいは、可能かもしれないが
どうにも日本では何かに急かされて生きているような気がする
町をぐるりと回って、小売店なんかも眺めた
あんまりこっちは覚えてないのだけど、スーパーはなんだか懐かしかった
もしかするとオーナーは変わっているかもしれないが、やっぱり田舎町の住宅地のスーパーなんてそうそう様相が変わるわけもないし
間違ってはいないだろう
肉や野菜のにおいは、やっぱりあの頃と変わっていない
写真を撮りたかったのだけど、こんな小さな町で観光地でもないのに写真を取るのは怪しく見られるだろうと思ったのでやめておいた。
日が暮れてきた
中央駅に戻ることにしよう
列車に乗ったが、降りる駅を間違えて、市庁舎の方へ来てしまった。
降りちまったもんはしょうがないので、湖をもう一度見ることにした
夜の明かりが湖面に映り、輝いていて綺麗だ
写真は撮れなかった。
Rissenの途中でカメラの電池とメモリが無くなってしまったからしょうがない
結局途中で土産を買っただけで中央駅までまた歩いて駅の中の店で食事をした
どこに入るか悩んでつらつらと外のメニューを眺めていたのだけど
ケバブとかやってるトルコ料理の店の前で、強く勧誘されたので、そこで食べることにした。
やたらと親切でやさしい。
トルコ人が親日的というのはあながち間違いでも無かったのか・・・
外国を旅して寂しくなって人と話したくなったら、とりあえずトルコ料理店に入るのがいいかもしれないね
ビールは2杯飲んだ。そんで今日は終わり。
朝からリューネブルク行って、昼からiPhone無くした手続きもろもろとかやって、昼過ぎから第三の故郷訪ねて・・・
中々忙しい日だったかな