中欧旅行記15 ザクセン公国の都

朝は意外と早く起きた。体の疲れは取れていないけれど・・・

だらだらと9時くらいまでpcしたりしてそこから朝食を食べに行った

ホテルのバイキングだったが、中々やはり豪華

ローテンブルクでは追加料金あり(8.5E)のメニューですら大したこと無さそうだったのに

食後は部屋に戻ってまただらだらとpc

どうにも出る気が起きない

部屋にクリーナーの方が来たので、そろそろ出ないと仕事の邪魔になるってことで出かけることにした。

駅までは歩き、ホテルの前をトラムが走ってはいたが、まず路線図を知らないし、乗り方も分からない上、そもそもどこに行くかが分からない

レイルパスが多分使えるはずなので、やはり安上がりのほうがいいだろう。

しかし数駅ではあるし、使わずともキセルできそうな気もしたが、そう思っていると改札の人が来たので悪いことはやるべきじゃないな

列車の中はやけに黄色の服を着た人が多い。

サッカーのチームの応援のようだ

下りるときに一緒になった少女がこっちをずっと見つめてきてビックリした

構内で水を買って、駅を出たところではアイスを買った

人の良さそうなおねえさんで嬉しい

日曜なので、駅前なんかは店が閉まっているところが多かった。

まぁしかたがないなぁ

トラムがここでもよく走っていたが、旧市街の中心へはのんびり歩いて行くことにした

途中で見かけた広場ではスケートリンクを敷設しているところがあった。ワルシャワでも見たな

旧市街の町並みは、いや建築の作りはバロック様式で、ミュンヘンのものと似ている





天気が良すぎて建物への反射で写真は中々いいものが撮れない

Augustus bridgeを渡って、街の一番いい写真を撮ろうと思うも、光の加減が悪くイマイチで、せっかく綺麗な街なのに無念


晴れ男すぎるのも考えものではあるな

橋をわたる前に見かけた土産屋の人形が素敵だった




そのあと旧市街側に戻り、東の方へと歩く、エルベ川沿いで絵かきをみかけた

10euroとかで販売していて、水彩が綺麗だったので欲しくなったけれど、あとでまた来ることにした。

旅の資金が、かなり怪しいので思いつきで購入するのは憚れる

東から見る街も綺麗で、そのまま進んで公園みたいなところに来た


今度はベルリンの博物館で見たようなギリシャ建築みたいなものがあるところに出た

それには入らず、地図によると大きな教会があるようなので、それを探して歩く

美術館にも少し興味があったのだけど、お金がきついので止めに

途中でパン屋で昼食にした

そのあと広いところに出て、教会を見つけた



思ってたより1.5倍大きい

聖母教会という名前で、戦争で壊滅したのだけども、戦後に再建されたらしい

教会の前には芸人が結構いるし、人も多い

西側諸国の人にとっては重要な建物なんだろう

思えばドレスデンは確か東ドイツに組み込まれてた気がするし


近くには発掘中らしき遺跡もあった(ドレスデン爆撃で埋まってしまったやつを掘り起こしてるのかもしれない)

聖母教会はコンサートの日らしくて、入ることは出来なかった。

まぁいいや

近くの土産屋を2軒ほど物色


さっきの店で見た人形もあったけど、それよりも目を引いたのが木で出来たシンプルな人形

それも黒いコートと黒い帽子の人形で、これに目を奪われた

2種類サイズがあって大きい方は70Eと書いてあったので諦めつつあったのだけども、小さい方は値段がわからないので、一応聞くだけ聞いてみることにした

店員の女性に聞くと36Eと言うので、払えない額じゃないなぁと思い、買ってしまうことにした。

買わずに帰国して後悔するよりマシだろう。ドレスデンに次いつ来れるか分からないし、今のところ他の地方ではまず見かけなかったものだし

さっきの水彩も買いたかったけど、ドイツはもう2枚絵を自宅に飾っているし、良いや

人形の方が欲しい。

僕は旅する時は、黒か紺の帽子と長めのコートを愛用しているので、とても親近感が湧いた、やっぱり買わないといけない

いよいよ金がなくなったけども、満足感でいっぱいだ

金が無いので出来ることもなくなってきたのだけど、ホテルに戻ってもやることもないし、またエルベ川のほうへ戻ることにした。



きた道と違う道で戻ることにすると良い感じの路地裏でピアノとバイオリンを演奏している人たちに会った

なんと様になることだろうか

自分もこんな場所で演奏できたら素敵だろうなぁと思う。楽器は人に聞かせるようなものは出来ないけど


その後はエルベ川沿いを歩き、カトリック旧宮廷教会のほうを見に行ったりした(外観だけ)



川の西側になるのかな、そちらへ向かう








もう一通り回ったし、帰ろうかとも思ったのだけど、夕暮れのエルベ川と橋を見たかったので、川を再三に渡り、夕暮れを待つことにしよう



夕暮れの時刻までは一時間半くらい待たないといけないようだけど、近くの人を眺めていると絵を描いている人がいたので、僕も描くことにした


友達からもらった、この旅の記録を描いているメモ帳が良い感じなので、そのまま描くことに

北側から見るエルベ川ドレスデンの町並みをスケッチすることにした

中々難しいのだけども、楽しいのでさらさらと描いていると意外と夢中になって時間が早くすぎるものだ

没頭していると、声をかけられて驚いた

後ろにカップルがいて、僕の描いている絵に興味をもったらしく、話しかけたようだ

確かに見かけが見かけだし、かばん一つ持って、街の絵を無心に描いている日本人は珍しいだろう

何してる人なの?とかドレスデンのこととか他愛のない話だけども、ぎこちなく会話した

別れ際に彼氏さんが握手してきた上、ハグしてきて、彼女さんも倣ってハグした

文化が違うなぁ・・・

そのあとつづきを描いていたら日が沈む頃合いになったので写真を撮る、まずまずかな

絵も描き終わったし、ふらふらと橋を渡り帰ることにした。

夜は夜で街はやはり綺麗だ

駅で水を買って列車を待つ

酒に酔って唄を歌っている集団に会った

しょうがないやつはどこにでもいるもんだな

一緒の列車になってしまって、乗車してからも唄ってるもんで、前の席のおじさんと二人で苦笑いしていた

帰って食事をすることにした

また同じホテルのレストランへ

しかし今日はなんだか空いていた

日曜で明日からみんな仕事だからなのかな

料理はよく分からず安いものを注文したら、めちゃくちゃ小さいやつがでてきて参ったな

まぁそんなに腹が減ってなかったので、良いや


夜は星が綺麗だった

明日でドイツとはお別れで、チェコに入る

一年半ぶりのドイツだったけれど、今回は長く滞在したせいか、名残惜しさが増した

ベルリンに入ったのが随分と前に感じるほどで

総じてやはり好きな国なので、次はいつ来れるのかと思うとしんみりした