ヴェネチア滞在記1 旅のはじまり
もうあと二ヶ月ほどで一年が経ってしまいますが,2014年秋のヴェネチア滞在記を書いていきます.
中欧旅行記が少し時間がかかりすぎましたね.アップロード制限があるのも理由ですが,日々の忙しさと,そもそもが1か月近い旅ということもあって一年ほどかかってしまったのでした.
実を言うと,また今年も秋くらいに旅を計画しておりまして,しかも2つ
まぁどっちかは流れてしまいそうな気はするんですが,それまでにヴェネチアのほうは終わらせておきたいというのがあります.
そして2016年は2月から前回よりもさらに長い旅を考えています.
こちらは何があっても発つ所存
さて,それはさておきヴェネチアです.
旅をはじめる2日前に大学のソフトボール大会があって,この運営の責任者だったもので,相当バタバタしてました.
その上,帰国したらすぐそこに学会が迫ってるというきついスケジュールもあり,研究も進めておかなくちゃいけません.(なんでそんな時期に旅にでようと思ったんだという指摘は真に正鵠を得たものであり,後輩から「先輩ふざけすぎでしょ」といまだに言われるあたり,正気を失っていたのだと思います)
少し前にミスが見つかって,解析データを撮り直さないといけなくなり,後輩に動かしてもらうように下準備をしないといけなくて,これまた忙しい
そんなこともあって,旅行の準備は前日どころか当日にするハメになっておりました.
夜に出発なので名古屋を発って関空へ行くとも,朝にでればまー余裕ですのでという考えでした.
大学に立ち寄り,後期の履修登録をします.しかし特別講義(でろと命令された)が表示されておらず,結局代理で友達に頼むことに・・・
何はともあれ実家に立ち寄り荷物を整理して,友達がいつぞやの旅行資金の余りがあるからと餞別にくれるというのですが,ちょっとした時間の食い違いで会えずじまい
今回の旅は見送りなしです.
まあ短い旅行,すぐに帰ってくるので見送りも何も無いですけどね
2年半前は10日前後はまぁ短くはないという認識だったけど,前回の中欧の旅で認識が変わってしまった気がする.
始まる前から何だけども,今回はあの旅よりも楽しいなんてことはありえないなと思う.
そして今回お金は財布にいくらかいれてはきたのですが,急いでいたので予定の金額全部はおろしてなかったのです.
まぁコンビニかどこかでおろせばいいかと高をくくっていたのですが
近くのコンビニでなぜだか下ろせない.カードの読み取りができないというので困りました
そうこうしているうちに空港行きのバスが来ます
もう他のコンビニを探している時間は無い・・・
ええい,ままよ!とバスに乗り込みます
空港に行けば,もう日は暮れるが,どこぞにATMくらいはあるだろう・・・
問題は手持ちのカードが読み取れるかどうかではあるが・・・と思いながらバスに揺られます.
まぁ最悪ジリ貧の旅でもしようかと考えながら,空港に着くととりあえずATMを探します.
読み込めた!
いやぁ冷や汗かきました.こんなんじゃ現地ついてからが思いやられるなというところですね〜
旅の資金も手にして,次は為替
カタールの通貨リアルとユーロに替える.今回は余裕を見て,日本円も少々多めにそのまま持っていくことにした.
さぁ,お次はいざ搭乗口へというわけではなく,早めに着いたのでとりあえずは腹ごしらえ
前回はうどんを食べたのだけど,今回はそのとなりのお店でカレーを食べた.一昨日くらいからカレーがなんとなく食べたかったので・・・やたらと高級感出してたメニューだったが蓋を開けてみれば帝国ホテルとかのレトルトみたいな感じだった.まぁレトルトカレー好きなのでいいですけど
それでもまだ時間があったので次はコーヒーでも飲みましょうということで2年ぶりに関空のスタバへ
ドイツ旅行からこの時もうすでに2年も経っていたのかと感慨深くなりました(現在はほぼ3年)
そうしていると,乗り継ぎの時刻がくる.
前日までの疲れが全く取れていないので離陸直後に寝てしまった.時刻は23時ごろだったかな
何度か起きて寝てを繰り返しているとカタールに着いた
カタール空港は正直面白みが無いところだった.ドバイのようにバスが長くないのはありがたいが,空港内の売り物がブランドものしか無い.
ネットが仕えて,フリーのMacがずらりと使用できるように並べてあるのは悪くなかったが,その程度だ.
ぶらぶらしているのも暇だったので少しmacで遊んだりしていると日本人から話しかけられた.英語で
なんで俺に英語で聞くのか分からない.同じ日本人じゃないか・・・
その後は搭乗口で2時間ほど待っていることにした.
前の便がロシアへ行く便だったのでロシア迅が多い.前の腰掛けに座っている女性がずっと大きなぬいぐるみを抱いていたのが愛らしかった.
結局一時間以上遅れてフライト
となりはアラブ系のカップルだった.
またかなり眠った
空の眺めが良くなってきて,少し起きたり,本も読み始めた.
荷物が出てくるのが遅かった
入国審査は緩い.というか何も無かった.
二年前のドイツは何だったのだろうかな・・・
ホテルはどうやらメストレという駅の近くらしいので情報を探す.
空港からヴェネチア本島への船があると地球の歩き方にあって,先に本島までいってしまい,そこから列車でホテルに行こうかと考えていたのだけど,直行バスがあったので乗ることにした.
発車まで時間がいくらかあったのでレットブルとチョコを買って食べた.
日本人丸出しの大学生たちと遭遇する.彼らもメストレに行くようだ.
何やら熱心に黒人と話していた.
自分はというと何とかメストレ行きの切符を買って,ぼんやりと切符売り場の横で待っていた.
すると年配の女性がやってきて,同じように切符を買おうとする
白人ではあるが,僕と同じく異邦人らしく切符の買い方がわからないようだ
僕も何とか購入したが,しばし悩んだので,見てみぬふりをせずに教えてあげることにした.
しかし何も知らずに来たのに,着後早々に人にモノを教えるとは・・・
このコミュ力を日本で出せれば,随分と違っただろう.
バスは窓際の席を確保して,揺られる.
日差しが中々暖かい.イタリアでも北部だから少し肌寒いかとも思っていたが,真昼はそこそこに暖かいようだ.
町を眺めながら数十分,メストレに着く
着後,さてホテルはいずこやと旅行社でもらった地図を見るが,全く役に立たないことが判明する.
しかしざっくばらんな方向くらいはわかったので,コンパスを頼りに何とかホテルに着けた.しかし駅から遠い・・・遠すぎる.
ホテルに着いて,とりあえずチェックインして部屋へ
しかし毎度恒例の鍵が開かないやつ
数分格闘して開けることがで
きた.今回は店の人に聞かずに済んだ
部屋は小さい,風呂は桶は無いし,さらには冷蔵庫すらない.ダブルベットでもなく,役満だ
ここまで歩かされて,これか・・・
結構に重い荷物を持って,歩いたので汗をかいてしまった
気持ち悪いので早いがシャワーをあびて一息着いた
時刻は4時少し前
体のことを考えればホテル周辺でうろつくくらいにすべきだったが,明日本格的に動く為,本島へ少し遊びに行くことにした.
またホテルまで来た道を駅まで戻る
若干坂になってることもあり,また荷物が無いこともあって来たときよりも,早く駅まで来れた
さて,ところで列車のホームはいずこか・・・
バス停より西へ数メートルいったところがホームだった
切符はどうやって買うのだろうかと思ったが,券売機はドイツと似ている
なんてことはないな
メストレの駅はなんだか郊外といった感じだ.
晴れて切符も買えたので列車に乗り込む
本島までの途中は海を列車で渡る
おそらくこれは人工でつくったものだろう.海を走る列車は日差しが気持よくバカンスに来たように感じた
駅に着いたは良いが,特段今日なにかするつもりは無かったのでとりあえず,歩こう
駅を降りると目の前が海
開けていて,目の前は水上バスが走っている.ここがヴェネチアか
南東の方角がどうやら面白いようなので,そちらだろうと思う向きへあるくも,道が入り組んでいるせいで,思いの外迷った
しかし,そちらに行こうかなというだけで特に今日は目的地があるわけでもないので迷うのすら楽しい
ブラブラと歩いていると日も沈みかけ,足も疲れてきたのでどこぞで食事をとることにした
駅前あたりに戻ってからのほうがいいだろうと思いサンタルチア駅が見えるレストランへ入った.
とりあえず喉が渇いたのでビール
イタリアのビールは美味しくないとイタリア人の友達に聞いてはいたんだけど,案の定美味しくない
イタリアではワインばっかりというわけでもなく普通にビールは飲むし,むしろ若者はビールが好きなやつ多いよ,ただしイタリア以外のな!wと言ってましたが,なるほど道理で・・・
ハイネケンは正直好きじゃないんですけど,今回の旅で飲んだビールの中では1,2を争う美味しさでしたね,ハイネケンはオランダだけど
お次はピザです.
やはりこれは欠かせない.シンプルなやつですがチーズが頗る美味しい
最期はワインも
ビールをお代わりする気にさらさらなれず,せっかくだしワインでも飲むかと頼んでみました
ワインは正直あんまり好きじゃなかったんですが,この旅で目覚めました.いやもう覚醒といってもいいかもしれない
いままで不味いのしか飲んだことがなかったってだけでしたね
ソムリエではないですが,イタリアのワインは外れがないなぁと旅が終わってから色々飲みあさって見て思いました
ドイツも割りと悪くない,
フランスは当たり外れがあるのでどうも中々買いませんね
まぁそんなこんなでワインうめぇな!と気づいたヴェネチア到着日でした.
翌日からは本島をひたすら練り歩きます